ダム経営

松下幸之助さんは
「ダムのようなものを、経営のあらゆる面に持つことによって、外部の諸情勢の変化があっても大きな影響を受けることなく、常に安定的な発展をとげていけるようにするのが“ダム経営”の考え方である。」
と言っています。

この話は、非常に有名な話ですが、
「では、このような経営をどうしたらできるのか？」
という質問に対して、
松下幸之助さんは
「やると決めることです」
と答えたという話を聞いたことがあります。

実際、このダム経営は非常に理想的な話であり、
この経営スタイルにするために、日々努力しているようなものです。
とくに、資金のダムはどうにかできても、
人員のダム、在庫のダム、技術のダムなどは
非常につくるのが難しいと思います。

しかし、非常に難しいとはいえ、
実際には、やろうとしていないだけなのかもしれません。
余裕のある経営を目指すならば、やはりダム経営という考え方を、
もっと経営のあらゆる面に取り入れていく必要があるのかもしれません。